黒子のバスケ 小説

□あるマジバでの不思議
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「かがみくん、どうしましょう?」




「え……はっ!?お前どうしたんだ!」


いつの間にか火神の目の前に座っていた黒子は
「ちいさくなってしまいました」そう、小さくなっていた。

サイズ的には園児ぐらいのサイズである。



「いや、そりゃ見りゃわかるけどよ…」
何でそうなったんだよ、と問いかけても、さあ?というかそれ、さっき僕も言いました、としか返ってこない。

つまり二人ともわからなかった。


「こまりましたね、これじゃバスケができません…」
「困るとこそこか!?…まぁ確かに困るっちゃー困るが…」
まず、学校に入れないことを忘れていやしないだろうか。




「まぁ、明日は学校休みだしな」

「えぇ、今日が土曜日で良かったです」

マジバの一角で妙にのほほーんとした空気が流れている。
だが、あくまでも本人達の空気だけだ。

パッと見、高校生と園児が普通に友達のように喋っているのだ。


周りの人々は妙な組み合わせに首を傾げていた。


「そういや、飯どうすんだ?」
「いちにちぐらい、しぇいくですごせますよ」

「どう考えても駄目だろ!それは」
「えー、じゃあぼくになにもたべるなと、かがみくんはそういいたいんですか?」
「いや、言ってねぇよ」

「…じゃあどうすればいいんですか…かがみくん、ごはんつくってくれるんですか?」
「別にかまわねーけど」
「ほんとですか」

「ああ、じゃあ着替えは帰りに買うか」

「そうですね」




こうして、お泊まり会は幕を開けたのである。






と、言いたいところだが、忘れてはいないだろうか?



一体何故黒子テツヤは小さくなったのかを。







――――――――――
それは…あの方です





(あの方で一番最初に想像したキャラが犯人です)

一応私の中では暖色系の方なのですが。

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