君のとなりは…

□はじめまして
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ある学校のとある教室では、







「そいや、今日このクラスに転校生が来るらしいですぜぃ?」


「転校生?珍しいな」


「まぁ、俺にとっちゃ土方さえ死んでくれればどーでもいいことなんですけどねぃ」



「ああ゛!?お前なんでいつも話をそっち側に持ってくんだよっ!!」


「瞳孔ひらいてやすぜぃ?土方」


「だぁまれ!殴るぞコラァ!!」




亜麻色の髪に蘇芳色の目の男と瞳孔が開きまくってる男が話(?)をしていた。



「あーあ、またやってるよあの二人。」

「いいじゃないかぁ、いつもの事だろう?」


黒髪黒目の気の弱そうな男が呟いた言葉に、高校生とは思えないほどゴツい男が反応する。


そしてそのゴツい男に

「オイゴリラぁぁ!!
テメー私のリコーダーどこやったぁぁ!!」


茶髪をポニーテールにした女が鉄拳をくらわせた。


「いだぁぁ!まって!お妙さん!!
なんでもかんでも俺のせいにするのはよくない!!」

「あんた以外に誰がいんじゃボケぇ!!」

「そんな…証拠がないじゃないか」

ゴリラと呼ばれたその男は頭を下げてうなだれた。

このゴリラのポケットからはみ出ているリコーダーについては、あえて見なかったことにしておこう。






「はぁ…」

そんな3年Z組のいつもどうりの雰囲気に呆れながらも、メガネをかけた何処にでも居そうな顔をしている男はついさっき、クラスメイトが話していた言葉を思い出した。




「転校生か…」


(普通の人が来てくれるといいな…)


みなさんはもう薄々気づき始めただろうが、この男は先程主人公達に宇宙人呼ばわりされていた志村新八である!




(そういえば今朝会った子達、どうして職員室なんか探してたんだろう?)


「…ん?あれ?」
新八の頭にはある疑問が浮かんだ。


(銀魂高校の制服着てたってことは、ここの学校の生徒なはずだけど、普通自分の学校の職員室ぐらい知ってて当たり前なんじゃあ…)

(知らなかったってことは、この高校に来たのは今朝が初めてだってことになる…。)








そして新八はある一つの答えにたどり着いた。




「まさか転校生って…!!」

そのとき

「転校生ー!!!!!」
可愛らしい声がクラスに響く
「転校生が来たアルー!!」

その声の主はチャイナ風の髪型をした少女だった



皆そろそろ先生がくると悟ったのだろう、

その場にいた生徒達は一斉にそれぞれの席についたのだった。





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