桜の中を舞う蝶

□第14章 仇
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※少しだけ過去の回想も入ってます♪
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−ブシュッ

『い…いやぁぁぁぁぁ!!!』


松陽先生が!!


先生が!!



幕府に…



天人に…



コロサレタ……



幕府…


天人…



松陽先生の…




仇…


《テメェも天人だろ?》



『!?』

暗闇から突然声が響く。


《俺たちの仲間だろ?》


突然天人が暗闇から出てきて言う。


『何言ってんの!?そんなわけ!!』


《お前が松陽先生をコロシタンダ…》



『違っ!!違う!!』



銀「違くない…お前が先生をコロシタンダ…」



『銀…時…?』


すると、


次々と暗闇から



私の大切な人たちが出てきた。



『ヅラ?辰馬?高杉?』

攘夷戦争で戦った同士。



『神楽ちゃん!?新八くん!?』


万事屋の皆…


江戸に住んでる皆…


そして…




『ジミー!?近藤さん!?土方さん!?』

真選組の皆…



皆が出てきた…


けど…
『…!!待って!!待って!!』



次々と暗闇に消え始めた。



皆が離れていく…




どんどん…




どんどん…



暗闇の中に吸い込まれていく…



ほとんど全員が消えかかった頃


私がこの世で一番大切な人が暗闇から出てきた。
沖「幻滅した…バケモノが…」




『あ……に……上…?』




そして…




兄上も消え始めた…



『待ってください!!兄上!!お願いします!!待ってぇぇぇぇぇぇぇ!!!』


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