桜の中を舞う蝶
□第3章 挨拶
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『近藤さん。桜です。』
近藤さんの部屋の前に来ると戸の前で正座し一言いう
「おぉ、来たか入れ」
そんな近藤さんの声が聞こえたので入る
『失礼します』
一礼して中に入る
『おはようございます。近藤さん、土方さん、兄上』
微笑んで言う。
「おはよう、桜ちゃん」
近藤さんはそう返してくれた。
そのあとはいろいろ言われた。
まず最初に私は女中として入ることを勧められた。
でも、断じて断らせていただいた。
私…。家事めんどい。
剣術の腕なまるし。
ってことで渋々(?)OKしてくれた。
そんなこともあり
本格的に隊士として入るのは1週間後らしい。
隊服ができるのがそのくらいらしい。
つーか、あれだな、さっきかららしい多いな。
内容ちゃんと理解できてないの?
バカなの?私。
あ、自己嫌悪しちゃった…。
ま、いっか☆
さてさて、そんなことより私の事を広間で紹介するらしい。
大丈夫かな?
ってことで…
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「隊員として入るのは1週間後だが今日からここに住むことになった…」
『沖田 桜です。よろしくお願いします!」
ペコッと頭を下げる
「沖田隊長の妹!?」
「ってかあれ桜蝶じゃね!?」
予想どうりの言葉が飛び交った。