2短編
□賑やかな昼過ぎ
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『…これは何事だよい?』
昼飯に食べたものが程よく消化された頃、小腹を満たそうとキッチンに向かう。するとそこに居たのはエースと、部屋の隅で小さくなっている***。
冒頭の言葉を吐けば、こちらに振り向いたエース。
「マルコ!どどどーしよ…っ!」
慌てふためくエースを一度落ち着かせて、事情を聞く。聞けば、小腹のすいたエースが***のお菓子を食べてしまったらしい。
『なるほどね…、それで』
ちらりと隅で縮こまる***を見る。まったく、うちの末っ子といい***といい、手がかかるよい…。
『なぁ、***?いじけてねぇでエースを許してやれよい』
小さな頭に手をのせて撫でてやれば、顔を上げた***。うん、と小さく頷いてエースを見る。
「ごめんな!次からは気をつけっから…」
「いいよ、私こそごめんね」
へらり笑った***にエースは安堵して、力強く抱きしめた。そんなエースに***は笑っている。なんとも賑やかで微笑ましい光景だ、だけど…
ームカつくよいー
((ちっ!エース離れろいっ!))
(うわっなんだよマルコっ!?)
(うわわっ何してるのっ)