輝く太陽と君達に

□10:にぎやかな朝
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ローから解放された私は、ベポと手を繋いで朝ごはんを食べに食堂に来ていた。


『うわぁっ、ここも賑やかですねぇ』


がやがや、ざわざわとクルー達が騒ぎたつ食堂はどこの海賊団も同じなのだと考える。これまで仕事で出向いた先も食事となって集まればこんな感じだった。


「ん?ここも?」


椅子に座りぼんやり考えていれば隣に座るベポが首を傾げて訪ねてくる。


『うん、色んな海賊船に乗ってたんだけどクルーが集まれば賑やかなのは、どこも一緒なんだなぁって』


"思ったんだ"と続けてへらりと笑えば、"そっかぁっ"と弾むように返ってくるベポの声に頬が弛んだ。


「おはよう。***、ベポ」


楽しくベポと朝食をとりながら話していれば声をかけられる。顔を向けて前を見れば、帽子にペンギンと書かれた帽子をかぶっている人がいた。たしか名前はペンギン様だったような…?


『えっと…ペンギン様、おはようございます!』


「ああ、***は朝から元気だな。」


"前、いいか?"と前の席を指され、軽快に縦に頷けば彼はくすりと笑った。表情はあまり見えないけれど、雰囲気が柔らかい。

「ところで、キャプテンはまだ寝ているのか?」


『えっと…一度起こしたのですがまた寝てしまったみたいです』


そう申し訳なく言うとペンギン様は困ったように笑う。"お前がそんな顔する必要ない"と言って頭を撫でてくる彼はとても優しい。


「お前は優しいな。さてと、腹もふくれたし持ち場に戻るかな」


そう言って席を立ったペンギン様に手をふる。隣にいたベポはふわりとあくびをして甲板に行こうと私の手を引いた。


ーさっき起きたばかりですよ?ー


((ベポ、また寝ちゃうの?))

(うん!今日は天気もいいしねっ)

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