あなたと私の10日間
□7:ただいま
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皆と別れたあと私とカカシさんは家に戻ってきた。カカシさんは抱えていた大量の荷物を床におき、顔に覆っていた布を外していた。
「皆、賑やかでしたねぇ、また会いたいなぁ」
ベッドに腰を下ろし、へらりと笑えば、彼は溜め息をついてベッドの向かいにある椅子に腰かける。
『***は無防備すぎて心配になる。まったく、愛想ふりまくんじゃなーいの』
その言葉に疑問が浮かぶ。頭を横に捻ればまた彼は息を吐いた。そして不意に訪れた唇の柔らかな感触。驚いて目を見開けば彼はにんまり笑ってて、
『ほらね、無防備。他の連中の前では気を付けなさいヨ』
そう言って私の頭を撫でて、次は頬にキスをしてくる彼、着替えてくると場を去った彼をただただ見つめるだけの私。
「…え?」
カカシさんに…キスされた?キス…頬、と…く…唇に…っ!?え?…えっ!?
『ふぅ、やっぱり部屋着は楽でいいな、って***?』
「へ…へ…っへんたーいっ!!」
『えっ!?ちょっっ***っ!!?』
姿をだしたカカシさんに枕を投げつける。次いでに回りにある買ってもらった服とかも恥ずかしさを紛らわす為にぶつける。
落ち着け落ち着け と焦るカカシさんからプイっとそっぽむいて手裏剣模様の布団にくるまる。
すると彼が、あいたたた なんて頭をさすりながら近づいてきて、布団ごしに頭を撫でてきた。
「もうっカカシさんはすぐそうやって…っ!バカっ!へんたいとは、もう一緒の布団で寝ませんからねっ!」
『え!?あー、ごめーんね?これから気を付けるから許してくんない?』
ーもぞりと布団から顔をだすー
(次したらシカマル君の家に行きますからねっ!?)
((…え?なんでシカマル…??))