あなたと私の10日間

□5:おでかけ
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お金がない と言った私に彼はにっこりして笑っていた。そして彼に手を引かれて外に出る。まだ早い時間なのに賑やかで活気があった。


「ちょ…っカカシさん…?!」


引かれるがままについて行けば、服屋や日用品売り場で。店主にあれこれ言ってカカシさんはどんどん私の物を買っていく。さすがに買いすぎだと、言えば彼は少しムッとして言った。


『あのね、***は少しぐらい俺に甘えなさいヨ。そんなに俺、頼りない?』


眉をさげる彼に首を横にふる。すると彼はにっこり笑ってまた色々なものを買っていくのだ。申し訳ないです、なんて言えば彼がまた拗ねそうなので心に留めた。


『いやーよく買ったよく買ったっ!***、これだけで足りる?』


右手に沢山の物を抱えながらも、左手は私の右手を握っている。荷物もちます と言った私に彼は、ダーメ なんて可愛く言った。


「じゅうぶんですっ!むしろ買いすぎですよ!?私10日しか居ないのに…。それより私、外出たときから気になってたんですけど…」


その覆面はなに? 口許を覆われた布、額宛は左目を隠してて、カカシさんの顔は右目以外覆われていた。


『んー?いつもこんなんだよ』


「へぇ〜、カカシさんは顔隠れててもかっこいいんですね」


そう続ければまた彼は目を見開かせ、次いでに顔をそらした。動揺する私に彼は、そーゆうこと言わないの なんて言っていたので、照れてるのかな?なんて心でまた笑った。


ー照れやな彼はー


(カカシさんは可愛いですね〜)

((はい?***の方が可愛いでしょ))

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