あなたと私の10日間

□6:誰ですか?
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彼の言葉に、ぼん と顔を赤らめた私に彼は笑っていた。この人は天然だ…っ!恥ずかしくて空いてる手で頬を冷やしていると急に後ろからカカシさんを呼ぶ声が聴こえた。


「おーいっ!カカシ先生ーっ!」


呼ばれた彼は溜め息をついて後ろを向く。それにつられて私も向けば、そこには金髪の男の子を筆頭に沢山の人がこちらに向かっていた。


『あらら、あんなのに会うなんて俺ついてなさすぎ…、***、騒がしくなるとおもうけどごめーんね』


そう彼は言うと、私の手を先程より優しい力で包み込む。


『やぁやぁ諸君、なにしてんの』


「それはこっちのセリフだってばよ先生ーっ!女の人と手繋いでデート?!」

「バカナルトっ!あんたは黙ってなさいっ!カカシ先生隣の人誰ですか?可愛いー」
「あぁーめんどくせぇ、俺帰っていいか?」

「ダメだよシカマル!ラーメン食べようよっ!」

「まったく、あんた食べすぎよ、チョウジ」


あまりにも皆が一斉に話し出すものだから私はこんがらがっていたけど、カカシさんは呆れながらも笑っていた。


『はーい、皆さんお静かに。これ俺の彼女、って訳で今デート中だから邪魔しないでねー』


「「「「「ええぇっ!?」」」」」


『ほら、***自己紹介は?』


「えっあ、え!?…***ですっ!えと…、よろしくお願いしますっ」


私はカカシさんの言葉に驚きつつも、皆に自己紹介する。するとみんなも次々と名乗るものだから私は覚えるのに必死だ。


一通り自己紹介が終わると、カカシさんが私の手を引いて歩きだす。彼はナルト君たちに じゃあね なんてへらりと笑った。


私も またね とふわり言えば皆は少し固まってて、それでも手を振り替えしてくれた。


ー君の笑顔はー


(やばいってばよ!***可愛いすぎるっ、カカシ先生やるなーっ)

(ほんと可愛いわねぇ私見とれちゃった)

(私っ***さんとおでかけしたいわ!サクラも行かない!?色々聞きたいっ)

(あれ?シカマルどうしたの?顔赤いよ?)
(うっせぇ、チョウジ。あーめんどくせぇ)

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