あなたと私の10日間

□10:セクハラです
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ご飯をお腹いっぱいに食べた後、ゆっくりて湯船に浸かるのは幸せだ。今は体を一通り洗ってのんびり湯船に浸かる。


気持ちいい と自然と出た一人言。一人言のはずなのに返事が返ってきた。…え?


窓の方を見れば人影があって、シルエットからすぐにカカシさんだとわかる。つんつん頭だもの、


「え…え!?カカシさんっ!?入ってきたら怒りますよ!?」


『えー?ちょっとぐらい良いんじゃない?俺ら恋人同士なんだしさ?』


「冗談はやめてくださいっ、開けないで下さいよ!?」


きつめに言うと、えー なんてしょんぼりと言うものだからなぜか此方が悪い気がする。でもこれは別です!


念押しに言うと彼は渋々、と言った形に脱衣室から出ていった。私は一安心して深く湯船に浸かる。


やっと1日目が終わる。なんか色々あったなぁ、なんて考えると自然に笑いが漏れた。楽しい なんて、10日間しか居ない世界に抱く感情ではないはずなのに。


「…ぎゃく…かな?」


10日間しか居られないからこそ、楽しまなきゃそんなのかもしれない。そうだ、そうだよね なんて一人思いながら、笑った。


ー楽しまなきゃー


(カカシさーん?あがりましたよ〜?)

((んー、あ、こら。こっちおいで))

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