あなたと私の10日間

□16:遅刻魔
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今日仕事は?と問えば少し間を置いて、ない と言った彼。怪しく思って、本当ですか?と聞けば、まぁまぁ だなんてへらへら笑う彼。


『任務はあるけどたいしたものじゃないし、まーまだまだ時間あるし』


大丈夫 と言う彼に、何時からですか と問えば9時…と。…え?


「今、ちょうど9時ですけど…遅刻じゃないですかっ!?」


『いーの、いーの。いつもだから』


へらり、笑った彼は食べ終えた食器を洗いばまで持っていき、スポンジで洗っていく。なんだか本当に大丈夫そうなので、私は安心してお手伝いすることにした。


彼の洗った食器を布で拭いて、食器棚になおしていく。最後のお茶碗をふきおえたとき、扉がハデに吹き飛んだ。


「だーーっ!カカシ先生遅いってばよっ!今日という今日は許さねぇからなっ!!」

「…え?ナルト…?!」


『なに盛大に人んちの扉、壊してんのっ!?』


吹き飛んだ扉の奥からは、昨日出会ったナルトとサクラちゃん、そしてヒョロリとした肌のしろい青年が立っていた。


「あっ!?***!?なんで!?」


ぱちり ナルトと目が会うないなや彼は嬉々とこちらに飛びついてきた。うわわ とバランスを崩しながらも持ちこたえる。


「ナルト…っ重いっ、サクラちゃんっ助けてぇーっ」


離れようとしないナルトをどかすようにサクラに言えば、彼女は分かったと言わんばかりにナルトに拳を降り下ろした。


「いってぇぇっ!何するんだってばよぉっサクラちゃーんっっ!」


「うるさいっ!***さん困ってんでしょーがっ!」


いてて と頭にできたこぶをさすりながらいうナルトにサクラはプンプンと怒る。それを見ていた私とカカシともう一人のこ。その子に目がぱちりとあって、はじめまして と言えば彼も笑顔で答えてくれた。


ー賑やかなあさー


(サイって言うんだ。よろしく***。)

(てめぇっなに赤くなってんだってばよ!?)

(朝から近所迷惑でしょっバカナルト!)

((もー、なんなのよ…。なんで毎回こうなる…。))

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