あなたと私の10日間

□17:みんなにおはよう
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静かで落ち着いた雰囲気がナルト達の登場で一気に賑やかなものになった。


皆が言うには毎回派手に遅刻してくるカカシにとうとう痺れを切らして自宅まで乗り込みに来たらしい。


吹き飛んだ扉を戻してサイ、サクラちゃん、ナルトにはとりあえずお茶をだして落ち着いてもらうことに。


「ったくよー、俺ってば寝坊したから朝飯抜いてきたってのに先生はこれだからよぉ!」


腹へった と嘆くナルトを見てふとひらめく。そう言えば朝ごはん残ってたよね…。

「ナルト?残りものでよかったら食べる?」


そう聞けば彼らしい元気な返事が帰ってきて、思わず笑いが漏れた。簡単にご飯の準備をしてナルトをよぶ。


「サイとサクラちゃんは大丈夫?」


もりもり食べるナルトをよそに二人はお茶をすするだけの様子だったので確認をとれば、食べてきました と帰ってきた。


「***さん!あの…よかったら、私と、いのでおでかけ行きませんか!?」


頬を染めためらいがちに聞いてきたサクラちゃんに、ぜひ! と元気に返せば彼女は嬉しそうに喜んだ。


『だめ、***をあんまりつれ回さないでちょーだい』


今まで静かにしていたカカシが口を開いたと思えば、出たのはそんな言葉で。サクラちゃんは、えー!? なんて不満のよう。私も、女の子同士のお買い物を楽しみにしていたのに…


「どうしても…だめですか?」


日が高いうちに帰りますから!、と、遠慮がちにカカシを見れば、彼は固まっていて。彼の名を呼び首を傾げればなぜか頭を撫でられた。


ー気をつけてねー


(やった!カカシありがとう!)
(カカシ先生も大変ね…)
(えー!?俺も行きたいってばよ!)
(ぜひボクも同行したいものだ)
((はぁぁ、))

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