輝く太陽と君達に

□6:りかいしがたい
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クザン様の名前を出すと驚くように目を見開いたロー。どうしてだろうか、と疑問に思っていれば彼は口を開いた。


「お前は海軍とも繋がりがあるのか?」


『はいっ!皆さんとってもいい人達なんですっ。ガープ様もセンゴク様もよくお茶に誘ってくださるんですよっ』


えへへ と照れ混じりに言えば彼の眉間の皺が一層深まった。びくりと焦りを覚えて、繋がれたままの手を引こうとする。


「四皇どもとも仲がいいとか言い出すんじゃねぇだろうな?」


『えっ、と…シャンクス様とエドワード様の所とは、仲良くしていただいてますけど…』


引けば、先程よりも強く握られる手にドキリと心臓が跳ねる気がした。不意に彼の瞳とぶつかり合い、どくりと脈打つ心臓。


『あの、ロー?』


「まぁ、いい。お前はもうハートの海賊団のクルーだ。誰がなんて言おうが知ったこっちゃねぇ」


ニヤリと悪くに笑うローに私は呆気にとられる。なんなんだろうか と疑問に思いつつも、握っている手から伝わる彼の体温が気持ちよくて頬が弛んだ。


『ローの手は落ち着きますね。なんだか眠たくなります』


「ククッそうか」


ーならずっと繋いでてやるー


((そっそれは、恥ずかしいです!))

(ずっと抱き締めるのと、手を繋いでいることと、どっちがいい)

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