2短編

□四角い鼻にご注意
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『***〜〜っどこいったんじゃ〜っ』



出てこ〜い と私を探すのはCP9であるカク。まだまだ若いとゆうのにじいさんのような話し方をする彼は私の上司です。



出ていくものですか と内心思いながら私は彼から隠れるように草むらに身を潜める。見つかればあの大量な書類整理を手伝わされるに決まってるもん!



『おぉ、ここにおったのか』



「えっ!?」



ガバリと彼に抱きしめられ『もう逃がさんぞ』と無邪気な笑顔と共に言われれば火照る私の頬。私が毎回仕事から逃げるたびに捕まえては抱きしめる彼。それが嬉しくて何度も逃げる私。あぁこの人は私の気持ちも知らないで…



「カクは鈍感だよね」



『そうか?***の方が鈍いと思うがのう』



私が鈍いだなんて言ってる彼は私以上に鈍感なんだと思う。カクは私を離して立ち上がり手を差し出す。その手をとり二人で手を繋ぎながら職務室に帰るのだ。




『わしは好いとるおなごとしか手を繋がん』



覚えておくんじゃ と爽やかな笑顔で言われると同時に気付いた言葉の意味。



ー真っ赤に染まるー



((おおっ真っ赤じゃっ、やっと気付いたか))



(えっえっ!?)
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