2短編

□午後のティタイム
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久々の上陸。私は麦わら海賊団のコックの見習いで、今回はサンジ君と一緒に町にでて食材の買い出しです。



『今日は何が食べたいんだ?』



ガラガラと荷台を引きながら問いかけてくるサンジ君。昨日は海王類のパスタだったから…



「カルボナーラっ私カルボナーラがいいっ」



『一昨日もたべたよな?ほんと、***ちゃんってパスタ…ってかカルボナーラすきだよな』



だって美味しいんだもん と元気に返せば、はははと笑って私の頭を撫でる。サンジ君は女性にはとても優しく、紳士な人。



私は麦わら海賊団に入る前は賞金稼ぎをしていて、小舟に1人揺られていたが、急な悪天候により船に積んでいた食料などが海に投げとばされてしまったのだ。



食料を持たないまま、3日、4日と時間がすぎ島にもたどり着けず、飢え死にするかと本気でおもいだしていれば目の前に現れた、いっせきの船。その船から飛び降りてきて王子様のように私を救いだしてくれたのがサンジ君。きらきらした金髪の優しい目をした彼に目を奪われた。



そして彼は空腹過ぎて死にそうだった私に暖かな料理を作ってくれた。その時作ってくれた料理がカルボナーラ。だからかな?とっても大好きなんだ。



「サンジ君が作るから、大好きなの」



と想いのままに言えば彼は驚きくわえていたタバコをポトリと地面に落としてしまっていた。



ー貴方がつくるものだからこそー



((やっべぇ、今の反則だろ))
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