2短編

□それは賑やかな
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「お頭っ!!!お頭っ!!!」



***に呼ばれてそちらを見れば古民家程の大きさの海王類が釣りあげられていた。



『おおっ今日は豊作だなっっ』



「はいっ大物つれましたよ!今日はご馳走ですね!!!」



嬉々と言葉を連ねる彼女は***。俺の船に乗るクルーの1人で、女ながらも強く船内の男にもひけをとらない実力の持ち主だ。



彼女が笑っていれば、周りには仲間達が集まりどんどん賑やかになる。すげぇ とか、よくやった とか彼女に甘いクルー達。俺も例外ではない。


彼女が笑えば花が咲くように華やかになる、そんな彼女は仲間からも、他の海賊からも人気があり、つい先日だって白髭のとこのマルコとエースが勧誘しにきた程だ。その前はセンゴク元帥から電伝虫で勧誘がきた。海軍に預けろ、と。



『誰が、くれてやるもんか』



ぽつりと呟けば彼女は此方を向いてどうした と聞いてくる、その頭を優しく撫でればまた花が咲いた。



ーお前は花だ、俺達の花ー




((あわよくば、俺だけの花))
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