殴り書き

□☆青空の下
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「何…アンタ写真なんか飾ってんの?」


ふと、机の上にあった写真立てに視線が留まる。

「あぁ、これか?」


失礼とも取れるエドワードの発言に気を悪くするどころか、どこか上機嫌でそれを手渡す。



「へぇ…綺麗」
「だろう?知り合いにあちこち飛び回って写真を撮っている人がいるんだがね、その人にもらったんだ」

気に入ってね、と満足そうに微笑む。


「東の島国のものらしい。ここらにあるものとは比べものにならないくらい綺麗なんだ」


本当に美しいものを目にすると人は心が洗われるようだ、とどこかで聞いた気がしたが、いささかそれも偽りではないことをロイが立証してくれた。

珍しく書類の山が見当たらないのは、この写真のお陰か否か。




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