「こんばんはー!皆さんお揃いですか…ってもう始まってたーっ!」

「あらあら、相変わらず騒々しいわねぇ」

私がCP9の皆さんの所へ遊びに行くと、いつも通りセクシーなカリファお姉様が呆れながらもニコニコと出迎えてくれた。

「おうおうやっときたか。先に始めとったぞ」


何故だかこの非人道的な組織と仲の良い私は、ことある毎にこうしてこの人たちの元を訪れ、構ってもらっている。

クリスマスから誰かの誕生日、別に特別な日でなくても。


「はい。今日はハロウィンと言うことでパンプキン尽くめです!」

私はいつも遊んでもらっている代わりに得意の料理を持っていく。
食べ物に無頓着なカクさんも、意外にグルメなジャブラさんも毎回とても喜んでくれるのだ。


「ありがとう。本当にいつもあなたのお料理は美味しくて困っちゃうわ。私を太らせる気かしら」

カリファさんが楽しそうに笑いながら私の頬をつねった。


「皆さん今日は何になってるんですか?」

しばらくたったころ、各々思い思いの衣装に身を包んだ皆にそう尋ねる。

「わしはキリンじゃ」

「狼に決まってるだ狼牙」

「羊よ」

「ちゃぱぱぱ!フクロウだ」

「なああああにに見えるかあああああ?」

「って、そのまんまじゃないですか!最早仮装とかじゃないですよそれ。ってか今気付いたけど一人たりませんし!猫さんどうしたんですか!」

ツッコミ所が多すぎてどこからつっこんでいいのかわからない。
ほんとにこの人たち全員が全員ボケなんだから…

「ルッチはこういうの好きじゃないみたいなんじゃ。まあ、しばらくしたらくるじゃろ」

カクさんは気にする様子もなくしらっと言った。

そういえばジャブラさんが静かだと思ったら…なんで気付かなかったんだろうか…




「おい…誰が猫さんだ」

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!出たぁぁぁぁぁぁぁ!お菓子あげますから!お菓子あげますから、お帰りになって!」

「ルッチ、なんで最初から参加しないんじゃ」

「ただのルッチじゃない。驚きすぎよ」

え、ルッチさん?ただのとか言われてるけど。

「ちょ、どこから出てきたんですか?驚かさないでくださいよ!」

「ポッポー!楽しそうでムカついたんだポー。人を猫呼ばわりするなポー、豹だポー」



暗闇からこんにちは



「うらやましかったんですね?」

「指銃」

かああああああああああああああ

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