俺の後輩が猫になった。
□◆19日目◆ 俺の後輩を猫にした薬の謎が解明される日。
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「あ、南沢さん?」
『どうした霧野。狩屋が猫にならなくなったか?』
「あ……そういえばなってない…」
昨日の夜、猫狩屋だったのにな…
変だな…。
んでも…どんな夢見たか聞いてないな…;
『……何ぶつぶつ言ってんだ?;』
「あ、すいません。でも俺が電話したのはそうじゃなくて…」
『どうしたら薬の効果が消えるか、か?』
「はい。ってなんで知って…」
『倉間から聞いた』
「あぁ…そうですか。で、どうしたら消えるんですか?」
『……………ヤると消えるんじゃね?ww』
「ブッ!!!!!」
なんて薬だよ!
んなわけあるかっ!
「………そ、それは…エロ沢さんの考え方ですよね?俺、南沢さんに聞きたいんですけど、南沢さん居まs」←
『俺が南沢だ!俺はエロ沢じゃない!!』
「……………いや、エロ沢さんですよ」←
『………もう良い。教えてやらない』
「うわーっ!すいませんすいません!調子に乗りました!教えてください南沢さん!」
『お前、面白いなww』
「…………いえ、面白くはないですよ」
『何だよ今の間は;あ、で、ヤったのか?狩屋と』
「は!?///」
『……その反応は、ヤったんだな?』
「…………ヤりました、けど……?///」
『よし、じゃあこのあと家来いよ。狩屋と一緒に。あの薬のこと、教えてやるから』
「わっ、わかりました!………あ、でも…狩屋、今熱出してて……」
『それも、薬の効果だ』
「そう…なんです、か……」
ということで、南沢さんの家に行くことになった。
……ん?
でも南沢さん、今日は学校じゃ…?
「今日、学校じゃないんですか?」
『あぁ、倉間に猫にされて未だに効果消えてないから』
「……マジですか。そっちも大変ですね;」
『本当だよ。じゃ、あとでな』
「はーい」
ピッ。
あ、ゆで卵!
すっかり忘れてた…。
あ、でも大丈夫そうだ…良かった。
慌てて火を止め、冷水に着ける。
そして
「狩屋ぁー!」
と、部屋まで走って行く。