俺の後輩が猫になった。
□◇18日目3◇ 俺の後輩と俺に色々起こった日。
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「…狩…屋……っ///」
「は…ぁ……///せん…ぱい…っ///」
俺たちは荒い呼吸をしながらお互いを呼び合い、
俺自身が狩屋の中にあるまま、俺は狩屋に体重をかける。
そして、唇を重ねる。
「…ふ…んっ……///」
唇を離すと、狩屋の瞳がだんだん閉じていく。
そして狩屋は、眠りに落ちた。
……時計を見ると、7時だった。
「夜ご飯……作るか」
いつも作ってもらっていたので、
今度は俺が作ってあげようと思う。
服を着て、狩屋に布団をかけ、部屋から出ようとすると、
「…せん…ぱ…い……しゅ…き……」
小さな寝言が、俺を微笑わせた。
*
「フンフンフン…フフフフフフン〜♪」
俺は片耳で空のコトバを聞きながら鼻歌を歌い、
料理の準備をしていた。
「んー…何がいいかな…」
俺は何でも良いから、狩屋を喜ばせたかった。
「………ハンバーグ、とか…?」
よし、そうしよ。
ハンバーグ、クッキングスタートっ♪
*
「できたーっ!」
不器用な俺にしては、上出来だ。
レシピ?
レシピはな、本探して、それ通りに作ったんだb
時計を見ると、9時になっていた。
ハンバーグって一人で作ると二時間もかかるのか…;
起こしに行かなきゃな、と振り向くと
「しぇんぱい……?」
狩屋が居たので、俺は咄嗟に左手を隠す。
そしてまた、猫狩屋だなぁと気づく。
「起きたんだ?;」
「はい、いいにおいがしたので…」
「ハンバーグ、作ったんだけど…」
「たべましゅっ!」
ケーキを見たあの時の様に、瞳をキラッキラに輝かせる。
「オッケー。ちょっと待っててな」