俺の後輩が猫になった。

□◇37日目◇ 俺の後輩と俺が再び遊園地に行く日。
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ピーンポーン…



ダダダダダダっ!



ガチャっ!!



「おはよう狩屋!待ってたぜ!」

「………お…はよ…ございます…」

「なんだよ。今日もテンション低いのか?」

「いや…そうじゃなくて……先輩かっこよすぎ…///」

「ん、そう?じゃ良かった!」

「じゃあ先輩、早くいきましょうっ!」

「わかったわかった」



狩屋に引っ張られながら家を出て、電車で一駅。











「うっわぁ…今日混んでますね…」

「あぁ、そうだな…」

「……しょうがないですよね…;じゃあ先輩、最初は何乗りますか?」

「え、俺が決めていいのか?」

「はい」

「じゃあ…ジェットコースターだな」

「…………やっぱり?」

「やっぱり。男に二言はないからな、狩屋」

「はーい…」











とまぁ前回同様、最初はジェットコースターに乗ったわけだ。



が…



「せんぱーい、次どこ行きますかぁ?」



……なんか普通だった。



こないだみたいにしおらしい狩屋が見れると思っていたのに。



「……先輩、何か失礼なこと考えてません?」

「…え?何が?」

「はぁ…次、行きますよ」

「あ、うん」



どこに行くとか聞かずに、手を引っ張られて歩き出す。











「え…マジで?」

「マジです」

「俺はいいけどさ…お前、大丈夫なのか…?」

「大丈夫ですよっ!」



なんでか知らないが辿り着いたのはお化け屋敷。



「あ、あぁ…?」



なんだか不思議な感じのまま列に並んだ。



中に入ると、それはまぁ暗かった。
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