俺の後輩が猫になった。
□◆02日目◆ 俺の後輩と神童の間に何かが起きた日。
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「じゃあ気をつけろよー?」
「わかりましたってば;」
「じゃあ部活でな〜」
雷門中に着いて、正門で狩屋と別れた。
学校でもし半猫体になったらすぐ俺のとこに来いとは言ったものの…
来るまでの間がもうすでにマズいだろっていう話だよな。
まぁつまりは、寝るなっていう話だな。
「霧野!」
「あ、神童!」
「昨日、メール返してくれなかったけど…何かあった?」
「え、嘘!?マジで!?;ゴメン、携帯見てない;」
「そうか;狩屋と何かあったのか?」
「え?なんで?;」
「今、狩屋と来てただろ?」
「あぁ…そうだったな;」
何気に神童が怖いんだけど;
「……まぁ、色々あったんだよ;」
「そうか」
「………;」
そういう顔されるとさ…、なんか困るんだよ;
「あ、あのさ!神童!」
「?なんだ?」
「その……人が、猫になった…とか、さ…?……信じる?」
「何言ってるんだ?霧野。そんなことあるわけないだろ;」
「……だっよなぁ〜!ははっ何言ってるんだろうな、俺ww」
「??」
……神童が信じてくれたらなぁ…。
俺はずいぶん楽なのに;
神童は常識的だから、信じるわけないよな……。
……あ、でも
倉間という手があった。
でもアイツも猫になったら意味ないよなww
「はぁ……」
「…霧野、やっぱり何か悩んでるのか?」
「……なんでもないよ…」
「何かあったら、俺に言ってくれよ?」
「あぁ……」
お前が信じてくれるなら、真っ先に言うんだけどさぁ……。