俺の後輩が猫になった。
□◆19日目◆ 俺の後輩を猫にした薬の謎が解明される日。
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俺はゆで卵を作ることにして、卵をゆでているとメールが来た。
〜〜♪
「神童か?……神童だ」
From→神童拓人
『わかった。狩屋とは、どうした?』
うーん…やっぱ聞いてくるかぁ;
まぁ、神童だし言っとくか。
Dear→神童拓人
『仲直りした。そういえば、お前狩屋に説教したの?』
仲直りか…
ケンカしたわけじゃないんだけどな。
〜〜♪
From→神童拓人
『説教?説教はしてないと思う…なんでだ?』
……狩屋の勘違いか?
それとも、神童のいわゆる世間知らずか…←
Dear→神童拓人
『狩屋が神童先輩に説教されたしっ!ってな感じで泣き叫んでたけど(笑)』
うん、今となってはあれは笑い話だな;
そうだ、猫の薬の話……南沢さんにも聞いてみよう。
〜〜♪
Dear→神童拓人
『あぁ…別に説教したつもりではなかったんだが;昨日、霧野からメールもらった時に、色々話したんだよ』
……ふーん…。
Dear→神童拓人
『なに話したんだ?』
南沢さんに電話しようか、メールしようか。
微妙に迷うところだな…。
電話しよう、と決めた時ちょうど神童から返信が来た。
From→神童拓人
『それは狩屋に聞け。あと、メールしてる暇があるなら早く学校に来いよ?』
Dear→神童拓人
『今日、学校行けないかも。狩屋が熱出した』
それだけ送って、俺は南沢さんに電話をかけた。