その他びーえる(文)

□寮室にて
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20:00
in桐皇学園高校今吉翔一寮室



「風呂上がったぞ」


「…自分、いつまでうち滞在する気ぃや…?」


「家に帰る気になるまで」


「そないな事言うてぇ、もう1週間経っとるで…
 自分うちに何日分荷物置いとるん…?」


「10日分」


「10日分!?ほしてそない荷物大きいんか!!
 ワシの荷物かて7日分しか置いてへんねやぞ!?」


「え、今吉サン8日目から一回着た服着てんの?」


「洗っとるわボケェ!!」


「なんだ…」


「自分…なんでそない残念そうな顔しとるん
…」





ヴー…ヴー…



「?ワシのか、」


「…」
(部屋を出る)


「はぃ…て、誠凛の監督さんやないの。
 あぁ、ええよ…」




-10分後-




「今吉サン、ポ○リとア○エリどっ…」


「せやけどな、悪気はないと思うんよ…」


「(まだ話してんのかよ…)」


「いや、その点火神のがマシやと思うでぇ
 青峰なんて、」


「(イラッ)」


「…あ!ちょっ、青峰!ケータイ取るなや!!」


「…誠凛の監督?」


『え?その声は青峰くん?』


「取り敢えず今吉サン返して貰うわ」
(電話切る)


「ちょっ!青峰何するん…
 (やばっ…目ぇめっちゃ怖いんやけど…
 なんでこんな不機嫌なん…?)」


「俺より火神がなんだって?」


「…は?」


「何が俺よりマシなわけ?」


「え…」


「つーか、普通彼氏いる状況で長電話しなくね?」


「…」


「今吉サンさぁ…」


「しゃぁないやん…」


「あ?」


「こっちは1週間部屋に泊まられてんのに
 青峰何も手ぇ出してこんしっ!
 昨日やっと出してきた思たら最後までせんせし!!
 ホンマなんやねんっ!!」


「……」


「……ぁっ…」


「…何それ、つまり、」


「青峰、何も言うな…」


「俺に襲われんの期待してたってk」


「言うなて!!」


「(うわ涙目超可愛いいじめたい…←)」


「(あかんワシ何言うてんねん…はずか死ぬ…)
 ハァ…」


「…!
 じゃあ、さっきの話教えてくれたら朝まで付き合ってやるよ」


「っ!…なんでそんな上からやねんっ!」


「あっそ、じゃあ俺寝るわ」


「〜っ!あーもぉ!!
 (なんでワシが優位に立たれなアカンねん!
 気に食わんわ―!)
 黒子と火神両方から恋愛相談されたんやてっ!
 そんだけの話やっ!!」


「それでなんで火神が俺よりマシだって?」
(ニヤニヤ)


「…そういう純粋なもんとばして
 告白と同時に掘られたワシよりマシやて…」


「今吉サン…
 そんなにタマッテんの?」
(ニヤニヤ)


「もう自棄んなっとるだけや…
 それに、ここまで辱め受けたんやからちゃんと付き合ってもらわな、な」


(ちゅっ)








「はっ、上等」





























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