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□マシンガントーク
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マシンガントーク


※ゲーム後のバス内


「あの!」

「・・・なに。(びっくりした。)」

「桐生さんって何してる方なんですか?」

「なに突然。」

「お、お仕事?とか。何されてるのかなぁって。学生、じゃないですよね。」

「おまえ失礼だな。」

「え、学生なんですか!」

「んなわけねーだろ。」

「ですよね。よかった。」

「・・・。」

「普段何されてるんですか?」

「聞いてどうするの。」

「それは・・・。
桐生さんっておしゃべり苦手ですか?そういうことは聞いちゃダメなんですよ?」

「・・・・。(やっぱむかつく。)」

「私は、一応まだ学生です。」

「だろうね。」

「分かるんですか。」

「ガキ。」

「なっ・・・。」

「俺あんたきらい。あっち行ってよ。」

「私は好きですよ。」

「は?」

「犬塚さんの言うとおり、一回も裏切らず国のために頑張ってたなぁと思って。素敵でした。」

「・・・殴られたけど。」

「それは桐生さんが。」

「仕掛けたのはそっちだろ。」

「・・・すみませんでした。」

「素直だね。」

「ダメですか。」

「じゃじゃ馬娘。」

「なんですかそれ。」

「秋山も大変だなあんたみたいな生徒。」

「私はもう、卒業したので。」

「そ。・・ていうかさっきからなに。俺眠いんだけど。」

「桐生さんはどこで降りるんですか?」

「・・聞いちゃいねぇ。」

「私はもうすぐです。明日からはまた、普通の生活に戻れるんですね。」

「別に大差ないけど。」

「え、そうなんですか。桐生さんホントに何してる人なんですか。」

「経営。」

「何のですか?」

「バー。」

「へえ!すごい!
バーの経営かぁ。桐生さん頭良いですもんね。」

「別に関係ないと思うけど。」

「そんなことないです。人をまとめるのも上手だし。」

「・・・。」

「遊びに行ってもいいですか?」

「どこに。」

「桐生さんのバー。」

「未成年はだめ。」

「私未成年じゃないですよ?」

「嘘つけ。」

「ホントです。一昨日大学を卒業しましたから。」

「・・・。」

「だからいいですよね遊びに行っても。」

「だめ。来んな。」

「なんでですか、あ、お店の名刺とかあります?」

「無い、来んな、迷惑。」

「ひどいっ、・・わ!」

バス急停車。長い足で優ちゃんをまたいでく桐生さん。

「ちょっ、桐生さん!?」

「降りる。じゃーな。」

「ちょっと待ってください!
桐生さん!」



「(じゃーな。篠宮優。)」










* * * * *

飢えすぎたあとに再生を観た結果です(笑)
一人また一人と仲間が降りていって、席が9割空いたところで優ちゃんが突然意を決したように隣に座ったら。面白いなと。
桐生さんは秋山さんと違って、結構ちゃんとお返事をしはる方なので、会話は好きなんじゃないかなとw通路はさんで反対側に秋山さんが居たりしたらもっと面白いな。
このあとバスが走り去った土埃の中に優ちゃんが立ってたら嬉しすぎる、です←。


END


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