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□イス取りゲーム
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イス取りゲーム


「篠宮。」

「・・・。」

「篠宮。」

「・・・。」

「おいこら篠宮。」

「わ!びっくりした!何ですか桐生さん。」

「お前耳遠いのな。」

「違いますよドライヤーしてたからです!」

「それ、貸して。」

「えっ!あ、も、もうちょっと、もうちょっとだけ貸してください。」

「乾いてるじゃん。」

「今からブラシ入れるんです。」

「髪とかすならあっちでやって。」

「ダメです熱を当てながらやらないと。」

「なんで。」

「明日の朝大変なことになるからです。」

「じゃあ尚更俺に貸して。」

「なんでですかー。」

「俺も明日の朝大変なことになるから。」

「桐生さんまだ濡れてるじゃないですか。私今の状態が一番危険なんですよ。」

「俺傷んでるからすぐ乾いてくる。だから貸して。」

「あとちょっとですからー。」

「だめ。1分1秒を争う。」

「桐生さん気にしなくてもいつもふわふわぴよぴよしてるじゃないですか。」

「(むか。)・・貸せって。」

「わ・・!ちょっ、狭いです押し出さないでくださいー!」

「俺ん家なんだから俺が座って何が悪い。」

「だからって強奪はよくありませんっ。わー落ちちゃいますよ!」

「うるさいよ早くイス貸せドライヤー貸せ。」

「いやですー!」









* * * * *

イス取りの図@桐生家(笑)
桐優は仲良し歯ブラシタイムよりも、ドライヤー争奪戦のほうが似合う気がしまして←。
桐生さんの髪型ってどうなってんですかね、右側の黒髪の割合が絶妙すぎます。
あの後仲良く乾かし合いっこしてくだされば良いかと♪


END

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