テニプリ小説

□早まるな!
1ページ/7ページ

『はぁ…』

先週届いた封筒を見てため息を吐く。
中身は…招待状だ。

でも、ただの招待状じゃない。
ほら、どっかのアニメやゲームで見たようなホログラムのメッセージカード。
立体でアイツが浮かび上がってしかも喋るんだぜ?…どんだけ金かかってんだ、たかが誕生会の招待状に。

いや、そんなことでため息を吐いてるんじゃない。

アイツの誕生日を祝う会。
それってつまり、子供の誕生会なんてレベルじゃない。

パーティーだ。
きっとパンピーな俺には想像の域を越えない社交界レベルの。

綺麗な服なんて持ってねぇし、冠婚葬祭用に買ってもらった服は…はっきり言って二度と着たくない代物だ。

…………小学生に間違われるのはこりごりなんだっ!!


という訳で…とってもとっても行きたくないんだが…

招待状が来たって事は…『来い!』って事だろ?


行かないって言ったら…なんて言うか…
怖ぇー!!


…怖い…んだよな…

悔しいけど…さ、怒らせたくないし、悲しませたくないし…

…何より嫌われたくないんだよ。


あああ!どーすんのよ?俺!

ライ○カード!!




『どうしても行かないとダメか?』
携帯に打ち込んでみる…
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ