君との証を
□3契り
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「はぁー……」
飲み屋の前で冷えた両手をこすり合わせる。
「寒ぃ……」
土方が言った待ち合わせは8時。
そして今は10時。
「あのバカ早く来いよ……」
なんて、呟いてみるがホントはそんなこと思っちゃいない。
性欲処理だろうがなんだろうが、抱いてくれるだけで満足だから。
それ以上は望まないから。
「都合のいい女……」
自嘲気味に、空を仰いだ。
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