君との証を
□4契り
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「銀さんアンタいつまで寝てんですか!!起きろこのマダオが!!!」
「うるせ……ママママダオォォ!?てめーダメガネのくせに!!銀さんは『まるでダメなオッサン』じゃなくて『まるでダメなお姉さん』なんだよ!!だから略すとマダオ……あれ?」
「同じだよ!!つーか発言がオッサンだわ!!」
あぁ……ダルい。体が重い。
「つーか頭痛ぇ……」
さっきの新八の声が顔を洗ってる今でもグワングワン響く。
というか、新八だけじゃなくて他の奴の声はみんな耳に突き刺さる……なんでだろ。
そうだ。ここ最近体の調子がおかしい。
朝起きるのは遅くなったし、たくさん寝ても体が重い。
なにより食欲が目に見えて落ちてきた。
マズイ、仕事数は少ないとはいえ万事屋は体力勝負。
今日だって猫探し(何回目だよこの依頼)が入っているのだ。
はぁ……マジで調子悪い。依頼人が緩かったら新八と神楽に任せて帰っていいかな……。