君との証を

□7契り
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万事屋に帰った俺は、神楽と新八をお妙の家に行かせた。


少しだけ、考えたことがある。


彼の子どもをどうするか、これから、どうするか。




ソファに寝っ転がろうとすると、呼び鈴の音が静かな万事屋に響いた。





「?今日の営業は終わりですよー?」


「そうじゃなくて!!僕ですよ!!」


「新八?」



何の用だろう、忘れ物でもしたのか?頬を紅潮させて息を切らせている。




「どうしたんだよそんなに慌てて」


「銀さん、正直に答えてください」


「は?」







「あんた、妊娠してるんですか?」







「…………なにいってんだよ。イキナリ。道端に落ちてるエロ本でもよんだのか〜?」


「銀さん!!」


「……………なわけないだろ。ホントにどうしたんだよ」


「病院から電話がありました」



電話?どうしてわざわざ。



「僕、病院にお財布忘れてきちゃって。それで住所の方に病院が電話かけてきたんです。そのときに……」


おおかた、俺の連れだった新八にあの世話好きな看護婦が妊婦の扱いかなんかについてでも話したんだろう。

悪い人じゃないんだけどね……


つーか新八もツッコミのくせにドジ踏んでんじゃねーよ。 
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