混合夢小説

□trick7
2ページ/5ページ

チ「それより、一護。お前の方こそ彼女と知り合いなのか?」
一「ああ、たまたま図書室で会ってな。それがどうかしたのか?」
チ「俺が彼女と話してる時に怒ってたからな。何かあったのかと思った。」
そのチャドの言葉に引っ掛かるものがあったが何故か答えたくなかったのでチャドが持っている鳥籠に話を移した。
一「そうか?それより、その籠どうした?中にいんのはインコか?」
そう聞いた時に啓吾や水色も来たので、話はインコへと移っていった。
啓「おっす。一護、チャド。そのインコどうしたんだ?」
チ「この前ちょっとあってな。その時から預かってるようなものだ。」
その時インコが滑らかに喋りだしたので啓吾はある事を思い出し恐々とチャドに問いただす。
啓「おい、チャド。それってもしかして『呪いのインコ』じゃねえの?」
水「そのインコを持ってると怪我したり事故にあうっていうやつ?」
一「そうなのか、チャド?」
チ「まあ、確かに今朝車に激突されたが。」
一「だから今日来るのが遅かったのか。ていうか怪我は!?」
チ「むしろ、運転手が血まみれだったから病院に送ってきた。」
全「「「本当に頑丈だな。」」」
そうして、昼休みは終わった。


   SIDE 名無しさん 名無しさん
昼休みが終わった後、名無しさんはある違和感を考えていた。
(あれは、あのインコ何か変だったよね?)
そう、本当に何となくだが違和感があった。問題はその違和感の正体が分からなかったということだ。
(マジで何だろう?今度、黒崎君と話す時にインコについて何か聞けるかな?)
教「名無しさん、南極大陸で風邪を引かない理由は?」
「南極大陸は寒すぎてウイルス自体がいないからです。」
「正解。じゃあ次・・・」
ちなみに今は生物の時間だった。



そして、夜の時間がやってきた。
“走紋”で周囲にライダーがいないことを確認後、テツの所に向かう。
「テツくん、やっほー。」
テ「お姉ちゃん。今日はこの前言ってた王様の必殺技教えてよ。」
「続きじゃなくて?」
テ「うん!そしたら僕も使えるかもでしょ。」
「それはどうかな・・・。ま、いっか。じゃあ最初はどんな王様がいるかだね。この前言ったみたいに、王様は8人いることは話したよね。」
テ「うんっ!!」
「そう、王様はそれぞれ、『風、牙、炎、雷、石、轟、契、茨』の道を極めた人だったの。それで・・・王様達が本気で戦うと台風の後みたいな感じだったのよね。」
自分にも見に覚えがあるのでつい目が遠くにいってしまった。
テ「へえ。王様達とっても強かったんだね!

「そう、だけど時が経つにつれて王様達の宝物に関する考えも変わっていったわ。ある王様はそれを手に入れようと行動し始め、ある王様は守る為に他の王様と戦う決意をしたわ。そして戦いが始まった。これまでにない凄い戦い。そして、守る為に戦った王様側が勝った。けれど、全員ボロボロになってしまって、鍵は契を除いて、お城の外に散らばってしまったの。人々はその鍵を手に入れる為に自分の翼がceげても戦った。そして、それがずっとずっと繰り返されていった。」
テ「とても悲しいお話だね。」
「そうね。まだ聞きたいの?」
テ「うん。だってお姉ちゃん、何だか話したいって顔もしてるし。」
「・・・そうかもね。」
自分にとっても辛い過去のことを話したいと思うのは、やっぱりあのバカラスのせいだろうか。
「うん。じゃあ、多分次でお話は終わるわ。
そしたら、約束通り・・・。」
テ「うん。ちゃんと成仏?するよ。」
「そう、いい子ね。」
テ「またね。お姉ちゃん。」
「うん。バイバイ。」


   SIDE 井上 織姫
織「う^〜ん。まだ来ない〜。」
た「そろそろ帰る?もう10時過ぎよ。」
千「何言ってるの!?織姫の白馬の王子様を見定めしなきゃ!」
その時、たつきがある者を見つけた。
た「織姫、もしかしてあの人じゃないの?」
織「あ、・・・そうかも!!お〜い!!」
茂みから飛び出し、手を振り出す織姫。
「うん?あれってもしかして?っていうかこの道走ってたの!?はー、あの話して昔のこと思い出しちゃってたからか・・・。」
そして、織姫の所に走っていく名無しさん。
織「あ、やっぱりこの前の人だ!!」
た「え、そうなの!?本当に細いじゃない!」
千「これが織姫の白馬の王子様!?」
名無しさんを無視して、どんどん話が逸れていく3人。
「あの〜?」
織「!あの、この間は本当にありがとうございました!!これ、よかったらどうぞ。」
そして、差し出されたのはチーズケーキと餡子だった。
何故この組み合わせ!?と思いながら受けとる名無しさん。
「ありがとう。お礼は別にいいって言ったのに。ところで、後ろの2人は?」
織「あたしの友達です。たつきちゃんに千鶴ちゃん!」
千「・・・これが織姫の王子様!?でも、本当ならまだまだチャンスは・・・。」
ぶつぶつ何か喋っている千鶴を無視し、前に立つたつき。
た「あのバカは無視しといて頂戴。あたしは有沢 竜貴。この前はこの子を助けてくれてありがとう。でも、織姫より細いあんたがどうやって織姫の事を助けれたの?怪力女には見えないし・・・。」
「ああ、その事。確かにあたしは怪力じゃないしね。あの時彼女を助けれたのはこの子のおかげよ。」
そしてA・Tを指す名無しさん。
「A・Tの推進力で彼女の事抱えて飛べたってこと。」
た「成程。でも、あたしの本題はそこじゃない。あたしと戦って。」
「えーと、何で?」
た「いくらそれのおかげだって言ってもそれなりに強くなきゃ、そんな技できる訳ないでしょ。」
「強い・・・てのは否定は出来ないけど。あたし、基本的にライダー以外とは戦いはしないし。まず、女の子と戦いたくないのよね。」
そこで自分のフェミニスト振りを発揮した名無しさん。
た「そう。じゃあそこまで言うならそれ脱いで戦いましょ。それに、あたしを舐めてると痛い目みるよ。これでも、空手黒帯だから。」
「いや、そういう問題では無いわよね。しかもあたしの戦い方は空手とかじゃなくて、今まで喧嘩してきた自我流だから。」
た「それでもいいわ。」
「分かったわ。滉、この子よろしく。」
滉「諾。」
話してる途中に自分を追いかけてきた滉に自分のA・Tを渡す。
「じゃあ、どういう方法で戦う?」
た「そうね。3分以内でどう?」
「分かったわ。」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ