小説
□貴方をからかう理由
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貴方は知っていますか?僕が貴方をからかう【本当の理由】を・・・
今日も屯所中に大きな声が響きわたる
土方「総司ぃぃぃいいいい!!!返しやがれぇええええ!!!」
沖田「嫌です♪」
僕の後ろを眉間に深い皺をよせて追いかけてくる土方さん
毎日毎日僕は、土方さんの俳句集を奪っては鬼ごっこのように屯所を走り回ってる
土方「はぁっ・・・はぁっ・・・くそったれがっ!」
沖田「もう降参ですかぁ?」
僕は時々この人は本当にとしだなぁって思う時がある、まぁそんな所もからかいのネタになるんだけどね
土方「いい加減にしやがれ!!」
沖田「え〜嫌ですよ〜僕の楽しみは土方さんをからかうことなんですから♪」
もう少しぐらい遊ぼうかな
僕は土方さんの俳句集を抱きしめ走る
もう少しぐらい僕を・・・僕だけを見てくれる時間をもらってもいいですよね?
【僕が土方さんをからかう理由は此処にある】
誰にもいえない、僕だけの思いを貴方に・・・・
END