□たまには…
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「お。アルヴィスー!」

「…ギンタか」

レギンレイヴ城内。
人気もなく静まり返った廊下を一人歩いていたアルヴィスは、背後から呼ばれた声に足を止めた。
振り向くと駆け寄ってきたのは案の定、己のチームのリーダーであるギンタで

「こんな所で何やってんだ?」

目の前で足を止めたギンタのその問いに、見れば分かるだろ…と、アルヴィスは手を少し持ち上げた。

「また読書か?字ばっかで飽きねぇ?」

「…お前と一緒にするな


眉を潜めながら見下ろすアルヴィスにギンタは、バカで悪かったなぁ!と目尻を吊り上げて睨み付けてくる。

「それより…何か急ぎの用か?」

「え?」

「さっき、オレを呼んだだろ?」

その言葉に、きょとんとするギンタにアルヴィスは、怪訝そうな表情を浮かべた。



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