Final-Drive

□BDショック! Final Romance 6
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脱力した様に荒い呼吸を繰り返すリカの足を抱えた啓介は、その内腿へキスの雨を降らせる。


「ゴムなんか、持ってねぇーからな。」


そう言うと啓介は、リカの中へゆっくり腰を落とした。


「ぁ‥ッ‥痛ぅ‥クッ!」

思わず上にずり上がりそうに逃げるリカの身体を、啓介がギュッと抱き締める。

「力を‥抜いてくれ。」

言って啓介は、リカに優しく口づけると一気に奥まで下肢を沈めた。

「ぁぁぁ‥ッ‥ふ‥ッ!

少しの痛みの後、ジワジワと湧き上がってくる快感に、リカの身体が小さくわななく。



「セカンドバージンってヤツか?!‥くぅ‥ッ‥キツイぜ。あんまソソる顔、すんじゃねぇー‥

ゆっくり味わえなくなっちまうだろーが‥クッ!」



啓介が突き上げる度に、リカの腰から下に甘い痺れが走り、何も考えられなくなる。

快感が身体を支配してゆくのが怖くてリカは、思わず啓介にしがみついた。


「ぁ‥啓介‥怖いッ‥ァ!」


リカの指に、啓介の指が絡まる。

強く握り締めたその指は、互いを求めて止まなかった2人の心を映し出す様だった。


「リカ‥お前だけを‥愛してる。」

「け‥い‥すけ‥?」


啓介がリカに口づけると、リカの頭は真っ白になった。



Best Friend



遠くで電話の鳴る音がした。


そうか もう起きないと仕事の時間なんだ


誰かが電話を取って話している


きっと山部だ 起こしに来たんだ だけど今日は 何だか気だるくて もう少し寝ていたい‥‥



背中に口づけされた様な感触がして、リカが『んッ‥』と唸る。


「ウン‥山部ぇ‥ちゃんと起きるから‥あと10分寝かせて‥会議には‥遅れないから‥‥さ‥。」




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