Drive−2

□BDショック!2ndRomanceプロローグ
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〜これまでの話〜


世界を股にかける大会社、瀬名巳Coの次女 『瀬名巳リカ』は、会社社長である 瀬名巳鋭一の
妾の子として、9歳で瀬名巳家に引き取られる。


そこで義兄の直也と義姉の志乃という兄姉が出来、特に兄の直也は、リカを溺愛し とても可愛がっていた。
しかし、本妻はこれをよく思わず、直也が海外留学に出たとたん 鋭一には適当な話で言いくるめ、
リカを 瀬名巳が経営するリゾートホテルへ、使用人として出してしまう。


もともと、体が弱く入院している母の為にお金が欲しかったリカは、リゾートホテルで、たくさんの人達から
可愛がられ 小さいながらも楽しく働いていた。しかし、中学に上がってすぐの頃 一台の車と出会った事により

リカの人生は大きく変わってゆく。


その車を運転していたのは、ホテルに豆腐を下ろしていた『藤原とうふ店』のオヤジ、藤原文太であり
拓海の父親だった。毎日文太のドラテクを、早朝から見ていたリカは ある日文太に声をかけられる。


その日から、リカは文太により 文太の運転技術の全てを注ぎ込まれ、峠の『走り屋』として、文太以上に
成長してゆく。そして後には、文太の息子である拓海もまた、文太により走り屋へと変化する。
加えてリカは、文太を通じ拓海と姉弟のように仲が良くなってゆくのであった。


そうこうする内に、瀬名巳の本妻は亡くなり経済学を学んだ直也も帰国。と同時に、直也の一声にて
リカの働く生活はピリオドを打つ。高校に入ったリカは、ある男に強く魅かれた。
その男とは、大病院を経営する高橋病院の長男、高橋涼介だった。


しかし、涼介は 一つ年上でリカの義姉である志乃を想っていた。志乃と涼介は、友人関係を続けていたが、
ある時志乃が 不倫をしていた相手と結婚するという事をリカから聞かされ、ショックを受けた涼介は

何かをぶつける様にリカを 有無も言わさず抱く。


涼介を想うリカは、自分が志乃の身代わりにされていると分かった上で、涼介との不毛な関係に溺れた。
その関係が5年を過ぎた頃、二人の間がギクシャクし始める。涼介の前では従順だったリカ、しかし
その下にある素顔は、『黒い彗星ブラック・パンサー』の走り屋としてのリカだった。


自分自身も名を馳せた走り屋であると言うのに、何も知らなかった涼介は、リカを激しく責める。
そんな時、リカは涼介の弟であり同じく走り屋である啓介に出逢う。二人は、まるで決められた宿命の様に
惹かれ合いながらも、不器用に愛を育んでゆく。


そんな中、ある日リカは自分の母親である美鈴から自分は瀬名巳の子供ではないと聞かされる。
本当の父親は、母が家出中に出会った『走り屋』をしていた男だったと言うのだ。

しかも母は、名家の一人娘でもあった。

一時は取り乱すリカであったが、瀬名巳の家の愛情に応える為にも実の父の事は、気にしない事に決める。


啓介とは紆余曲折の中、やっと結ばれた二人だったが 問題は山積していた。

その一つ

リカには決められたフィアンセがいたのだった。荻原カンパニーの長男、荻原勇斗が そうだった。


そして、BABY,D−ショックの第二部である
『B,Dショック 2nd Romance』の扉が今開く・・・―――


な〜んて、カッコイイ事書いてますが、要は『頭文字D』の澤田版『妄想ストーリー』です。
第一部は、すでに『Drive−1』にて終了しております。

次ページにて、登場人物だけ ちょこっと紹介しておきます。 舞台設定は『夏』です。
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