吃音の症状・・・


吃音の症状は色々あります。
名前が言えない、特定の言葉が言えない、あるいは話すたびにどもったり詰まってしまって発声がなかなかスムーズに出来ない、「あいうえお」の母音から始まる言葉の発音が出来ない、その他の行でも特に言えない語がある、など。

話す人や場所によってもうまく言葉を言う事が出来なかったりもします。しかしこれは一般の人が緊張やあがりで言葉をどもったり、つっかえたりするのとは基本的に異なります。

人によっては人前で話す時だけではなく、独り言やペットなどに話しかける時でさえどもったり、言葉がのどに詰まって話せないという人も居ます。
声を外に出そうとする時だけではなく、黙って考え事をしている時でも頭の中でどもってしまうという例もあります。


言えない言葉を発声(発音)するためには人それぞれ色々な方法を用います。例えば、最初の語を引き伸ばして発語する。「こーんにちは」「はーじめまして」「あーりがとう」等。あるいは、言いたい言葉の前にわざと短い語をはさんで発語する。例えば、「あのー、こんにちは」「あ、はじめまして」
「えっと、ありがとうございました」等。

その他にも、息を吐きながらその流に乗っていっきに言葉を出したり、心の中でリズムをとりながら発語する等があります。

しかしこれらは、少しでもどもらずに話しをする為の個々の方法であり、このやり方をすると必ず上手くしゃべれるという確かなものではありません。
失敗に終わってしまう事も多いのです。

また、同じ単語でも時には普通に言えて、時には言えなくなるという事を繰り返したりもします。
今話せていた単語が数分後にまた言おうとしたら今度は発音出来なかったり、今言えなかった単語が数時間後にまた言おうとしたら、今度はスムーズに言えたり・・・という事をその時々によって繰り返したりもするのです。

症状に一貫性が無く、その時になってみないと〈言えるか言えないか〉が自分でも分からない…

というパターンも多いのです。


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