吃音を隠して生きてい
る事について・・・



多くの吃音者は自分が吃音者である事を周りに隠しながら生活しています。
勿論吃音者一人一人の生活上、社会上での置かれている状況で、それぞれ意見は違うと思います。

それについての吃音者の意見の一例を挙げます。



「公表することで、人や世間が暖かく迎えてくれる訳では無いし、余計嫌な思いをしたり、傷つく事もあると思う」

「吃音の事を堂々と人に言えないのは、言葉に障害があるという自分を世間に知られたくないという気持ちがあるからだと思います。吃音者であることをあえて人に言う事で{健常者では無い自分}を認めなければならないという現実に抵抗があるという思いもあります。」

「自分が吃音者である事を職場の人達に打ち明けた事が無いのは、特殊なものだけに相手に正しく理解してもらえるように説明出来る自信も無いし、話す事によって相手にひかれたり、戸惑われて人間関係に悪影響が出たり、仕事にも支障が
出るのではないかという不安もあります」

「吃音は隠そうと思えば隠す事の出来るもだし、わざわざ人に言ったからって、こんな複雑で原因の解らない症状を一般の人に理解出来るように説明するのは不可能」


「隠せないぐらい重度の吃音の方なら仕方ないけど、それ以外ならあえて告白する必要はないんじゃないでしょうか、現実はそれで何か変わる訳ではないし、むしろメリットよりデメリットのほうが多いでしょう。」


「吃音で相手を誤解させたり、不快な思いをさせるのは辛いから、大事な人や長く付き合っていかなければならない人とかには、出来るだけ最初から吃音の事を言うようにしています。」


「自分は吃音の事は言います。隠したところで結局吃音の悩みから逃れられる訳ではないし、それなら吃音をカミングアウトしたうえで、受け入れてくれる場所で生きて行くしか無いです。」

「別に吃音の事を他人に話したからといって何も変わらないと思いますよ、最初は驚いて、へぇ〜そうなんだぁ、とか、大変だねぇ、とか言うぐらいで、その後の接し方とかも何も変わらないし。勿論どの程度吃音を理解してくれたのか、内心どう思ってるのかは分からないけど。」


等です。


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