歌のプリンス

□もう一歩
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「マサト〜」

ビクッと肩を揺らす姿見える。まだ慣れていないようだ、名前で呼ばれるのが。

「なっなんだ」

顔を真っ赤にさせながらも、コッチに顔を向ける。
可愛くて、可愛くて堪らない。

「レンって呼んでくれないの?」

「なっ」

ぼんって音が鳴りそうなくらい赤くなる顔。オレだけに見せてくれるマサト。


「呼んでよ、レンって」

マサトに近づき、畳の上に座る。
マサトはワタワタしながらも必死にレンの名前を呼ぼうと口をパクパクさせている。

「、、、、マサト」

耳元で囁くと、マサとは恥ずかしそうにキュウっと小さくなる。でも、嬉しそうに顔を緩める。


「レ、、、ン」

かなり、衝撃的だ。オレは手で口を抑えマサトから顔を逸らす。


「どっどうしたんだ!神宮寺、その、やはり、俺が言うと、おかしいのか、、、、?」

マサとは本当に焦っているようだ、突然レンが顔を逸らしたので、変な事でも言ったのだろうかとか考えてるのだろう。

「いや、良かったよ。可愛くて!」

レンは顔の温度が下がるのを待ってから、返事をした。マサトの前で顔を赤くさせるわけにはいかない。

「可愛い……?俺がか?」

本当に不思議そうな顔をするので吹き出しそうになる。
こいつ、全然分かってない、自分がどんなに可愛くて、色っぽくて……

「オレ以外の奴にこんな可愛い事言わないでね……」

オレ嫉妬でそいつの事殺しちゃうかも……



レン様少しヤンでます……マサトにゾッコンなレン様大好きです!
 

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