歌のプリンス

□拍手文まとめ
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「マサト」

レンは眠たそうな声でマサトを呼ぶ。


「レン、眠いなら寝ろ」

マサトはトスンとレンの横に座った。


「んー、寝たいのは山々なんだけどね...」


レンは弱々しく笑いマサトを抱き寄せる。


マサトは少し戸惑いながらもレンに身を委ねた。



「りゅーやさんとの約束がこの後にあってね」


「なんだ、また何かしでかしたのか」


「聞き捨てならないな、まるで、オレがいつも悪い事をしているような言い方だ」


「違うのか?」

マサトは笑いを堪えながら、レンの不満気な顔を見る。


「りゅーやさんと昨日新曲について話し合ってたんだ。でも、まとまらなくて、次の日にしようって事になったんだよ」


レンはメンドくさいなとマサトに抱きついて顔をマサトの首元に埋める。

「それは大事な事だ。何時の約束なんだ?」


マサトはそんなレンを受け止めよしよしと頭を撫でる。


「10分後」

「じゃあ、今すぐ行け」

「えーーー、なんでーー」

「なんでじゃない、日向先生に怒られるぞ」

「マサトから離れたくないんだもん」

「...っレン、...お前...そんな事言うな」

レンはガバッと頭を上げてキスしそうな位顔を近づける」


「マサト」

「なんだ」

「オレの事、好きかい?」

ニコニコと聞くレン。

「...言いたくない」

マサトはボワッと顔を赤くすると、ぽしぽしとレンを叩いた。

「ふふ、マサト、かわいい、だいすきだよ」

レンはぎゅうっとマサトを抱き締めた。


「どうやったら、この気持ちを全部マサトにあげられるだろう」


レンはちゅうっとマサトの額にキスを落とす。


「やっやめろ、ばか、もう、十分伝わっている」


「全然、足りないよ」


「レっレン」

「んー?」

「日向先生が...」


「マサトが可愛すぎたので、行けませんでしたって明日りゅーやさんに言うから大丈夫」


「なんで、そうなるんだ!!」





翌日


Sクラスが日向先生の怒声の嵐で破壊されそうになったのは言うまでもない







小悪魔レン様に振り回されるまささん大好きです!!!!!!
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