オリジナル

□ルビー色の瞳
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人を好きになるなんて知らない。


物心ついた時には、もう、自分は腐っていた。





人を殺した事なんて数えられない程ある。
麻薬も運んだ、体だって売った。





生きる為には、仕方がなかった。
金が必要なのだ。



体全身に怪我がない所などない。
古い傷と新しい傷が重なり合って全く治らない。



人を信じた事なんてない。
これからも、人を信じない。





そう、思ってたのに。
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