*Novel*
□強気な彼がお望みです.
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ある晴れた日の朝。
あたしはご機嫌で鼻歌を歌いながら、
ギルドに向かっていた。
「ミラさーんッ!!お早うございます♪」
「あら、ルーシィ。お早う♪今日はご機嫌ね♪いいコトでもあったの??」
「えへへーッ。まぁ、ちょっと…///」
「ルーシィ、仕事行くぞー!!」
「ナツ。いいわよ!!今ならどんな仕事でもかかってこいって感じだし♪」
「なんだぁ!?ずいぶん元気だな?顔気持ちわりぃコトになってんぞ。」
「あい!!ルーシィは昨日から、グレイと“でぇきてぇるぅぅう”な関係になったのです!!」
「ちょっとハッピー!!なんで知って…じゃなくて、舌巻き過ぎ!!」
「…ルーシィ、突っ込む所間違ってるよ」
「グレイと何が出来たんだ??」
「あい!!ナツはバカなのです。」
「う…、もう!!仕事行くわよっ」
ルーシィがナツ達とギルドを出た後、ミラジェーンはルーシィがご機嫌な訳を理解してニコニコと微笑んでいた。
「うふふ、ルーシィ、成功したみたいね」
「うん?何をだ??姉ちゃん。」
「告白よ♪」
「告白ぅ??何を告白したのかは知らんが、漢だな!!」
「ルーシィは女の子よ。」
全く…なぜ、妖精の尻尾の男共はこうも恋愛に関して鈍いのか…
酒を飲んでいたカナは、大きく溜め息をついた
「あ、ミラちゃん。ルーシィ見なかったか?」
ナツ達とすれ違いの様に、グレイがギルドに来た
「ルーシィなら、今さっきナツ達と仕事に行ったけど…会わなかった??」
「は?クソ炎と??…見てないよ。」
「あらあら、あの仕事、結構時間かかるみたいだし…遅くなるかもね」
「ミラちゃん、俺、もう帰るわ」
「帰るって…今来たばかりだし…」
ミラの言葉も聞かずに、グレイはさっさと帰ってしまった。
「どうしたんだ?グレイのヤロー…」
「ったく…ミラ、あの二人大丈夫なの??まだ2日目でしょ?」
「…確かに、あのままじゃ持たないわね。せっかくルーシィが頑張ったのに…」
「ま、これからどうなるかが見物だね。」