*Novel*
□攻め〉〉守り
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気に入らない。
今日も懲りずに、うるさい火竜と喧嘩している。
そしてまた、身に付けているのは下着一枚のみ。
なんでこんなにも、視界に入ってくるんだろう。気づけばいつも、目が追っている様な気がする。
「ああっ、もうっ!」
イライラする。
考えを打ち消すみたいに、頭を振ってカウンターに突っ伏した。
「どうしたの?ルーシィ、今日はずっとしかめっ面よ?」
ミラさん…元はといえば、ミラさんが元凶なんだけど…
「いや、ちょっと…」
「ふふっ、グレイの事?」
「!!!!」
「図星みたいね♪」
前にミラさんが言った、
『グレイってルーシィの事が好きなんじゃない?』
発言で、最近のあたしはずっとモヤモヤしていた。
もうナツの時みたいに、惑わされたくないんだけど…
「ルーシィ、早くしないとジュビアに取られちゃうわよ?」
「は?」
「ルーシィもどんどんアタックしなきゃ♪」