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□とある軍師の勉強会
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「は?そんなことも知らないの?」
始まりは、私のここどこだかわからない発言
「だーかーらー、私の住んでた時代この時代の地名って違うんですよ!わからないのも当然です!」
「君の言ってた学校とやらは何をするところなんだい?」
「勉強、します。いろいろと」
「歴史、も勉強すると言っていたよね?」
「はい、多分勉強します」
「ならこの時代のことも勉強するんだよね?」
「それはちょっと違うというかその」
だってここっていわゆる異世界だし...
「言い訳するんじゃないよ。よし決めた、君には今から勉強してもらうよ」
「ウソダトイッテ」
こうして私は勉強することになった。
そしてふりだしに戻る。
「ここは大阪城、ここは稲葉山城、ここは馬鹿がいる青葉城」
私がうろ覚えで書いた日本地図で説明を始める半兵衛さん。だがしかし何かがおかしい
「あーわかりました馬鹿って伊達さんのことですねはい。人のこと軽々しく馬鹿って言っちゃいけないんですよ、馬鹿って言ったほうが馬鹿なんですよ。
」
この人の脳内どうなってんだろ
「そういう君も馬鹿って言ったから馬鹿だね」
「そういうわけじゃない...」
「まあいい、ここはあのうるさいのがいる上田城だよ」
「あーわかりました、真田さんですねわかります」
「大体わかったかい?」
「わかりましたよ、ほんとにだいたい」
半兵衛さんによるかなりアバウトな説明のおかげで私が大阪にいることがわかった。周りのこともわかった。だけどいまいち地名がワカラナイ
「甲斐は真田と覚えるんだ、奥州は馬鹿と、まあ長曽我部君や毛利元就は瀬戸内とでも覚えておくといい。日常会話ででてくるのはここらへんだろう、」
「ありがとうございます...(この人ほんとに頭いいのか)」
「今何か言ったかい?」
「いえ何も」
とある軍師の勉強会
ただ勉強するだけの話
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