悪ノ王子〜哀しく輝く青ノ薔薇〜
□〜最終章〜
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悪ノ王子は事実上処刑され、国には平和が訪れた。
海ノ国は学ノ国と併合され、翔が政治を治めていた。
そして、悪ノ王子である智は、そのあと姿をくらました。
やがて月日はながれ、ある春の日。
海辺の小さな教会から、ひとりの青年が小さなガラス瓶を持ってでてきた。
その中には、一枚の紙が入っていた。
彼は、ゆっくりとした足どりで海岸へと歩いていった。
その紙に書かれたことは−
"いつかもう一度、五人で笑えますように"
〜THE END〜