星の輝きと僕等の青春

□03star
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生徒会の一員になってから、

生徒会の役割とか、仕事なんかを

颯斗君におしえてもらって、



今はもう7時です。













「って、訳で!明日からちゃんと来いよ!美月!」

「分かってるよ、一樹!
じゃあ、私もう行かなきゃ!
月子ちゃんと夜ご飯食べる約束なの!」

「おう、じゃあな!」











私は生徒会室を後にし、寮へと急いだ。




コンコン。

「は〜い!」

慌ててドアを開ける。

「あ、月子ちゃん!」

「遅れてごめんね?」

「ううん、全然大丈夫!早く行こう!」


私達は、食堂に向かった。




「じゃあ、楽しみにしてるね!
美月ちゃんのご飯!」

「うん、任せて!」

そう、今日の私と月子ちゃんの夜ご飯は、私が作ります!



「あ、そういえば月子ちゃん!」

「ん?なぁに?」

私が料理を作るのを、見ている月子ちゃんに話し掛ける。


「私、生徒会庶務になったよ!」

「えっ、本当!?」

「うん!」

「嬉しいなぁっ…」

月子ちゃんは、ふわりと微笑んだ。






「出来た〜〜!!」

「美味しそうっ!」
「「いただきます!」」



「ん〜っ美味しい!」
「ありがとう、月子ちゃん。」





「あ、そういえば月子ちゃん。」

「ん?何?」

「月子ちゃんって、
好きな人とかいないの?」

「えっ!?急にどうしたの!」

「や〜月子ちゃんって可愛いから好きな人の1人や2人いないのかな〜って…」

「いっ、いないよ!
そういう美月ちゃんは?」


「私は秘密っ」

「えっ狡い!」

「ふふっ」








私達はその後も、ガールズトークを楽しみながら食事をした。












食事が終わって、2人で寮ヘ向かう途中だった。

階段を降りている時だった。

星詠みが見えた。

星詠みで見えたのは、5秒後に、月子ちゃんが階段から滑り落ちる映像。


やばっ…!!


月子ちゃんを守らなきゃ!





「きゃっ!?」

月子ちゃんが叫ぶ。
私は月子ちゃんを抱き寄せ、階段から落ちた。


頭と背中に強い衝撃と痛みを感じた。

目の前が霞む。




意識を手放す直前、月子ちゃんが、
「美月ちゃんっ!!!!」
と、叫んだ気がした。



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