星の輝きと僕等の青春

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「直獅先生、学校は何時から?」
「何でだ?」
「私、制服が着れなくなっちゃって、
だから新しいの用意してもらいたいんだけど、間に合うかなって。」

「大丈夫!大丈夫!職員室に予備があるから!」
「本当?良かった〜」
「それに、はっきりした登校時間はそんなに決まってないんだ。目安はあるけど」

「じゃあ、その制服を貰っちゃおうかな」
「決まりだな!あ、そうだ!お前の他に、女子生徒が1人入ってきたんだぞ!」
「やった!遂に女の子とこの学園で生活できる!」
「良かったな、美月」
「はいっ!!」


2人は、職員室に向かいながら、一年振りの会話を楽しんでいた。




「学校にはまだ俺しかいないから、早く着替えてきちゃえよ」
「ありがとうございます。」


「………どこで?」
琥太郎先生を呼びに行った直獅先生は、
着替える場所も言わないまま、
職員室から去ってしまった。


「まぁ、いっか」
美月は、そう呟きながら近くの教室に入り、更衣を始めた。




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