星の輝きと僕等の青春

□05star
5ページ/10ページ

目を覚ますと、眩しいくらいの人工の光が私を照らしていた。




「美月、気が付いたか?」


「琥太朗、先生…」



「私…体育館倉庫で…」


「あぁ、知っている。」

「帰ってきて早々に…私、運悪いなぁ」


「すまなかった。」

「何で、琥太朗先生が謝るのよ」

「お前を、守ってやれなくて、」

「気にしないで、私の不注意の所為だよ」


「……すまない…」

























「「美月っ!!!!」」


保健室のドアが勢い良く開かれる。


見えたのは2つの影。

聞こえたのは同じ声色。






「砂尋!夜尋!」

「美月っ」
「大丈夫なの?」

「大丈夫、そんなに心配しなくてもいいのに。」









「……お久しぶりです、星月さん」

「あぁ、本当にな」









「変わらないな、お前ら」


「星月さんもですよ。」


「まぁ、砂尋落ち着け。星月さんも…」
「僕は落ち着いてる。」






「美月、もう今日は休みな、寮に戻ろう。」

「うん、そうだね」


「じゃあ夜尋、よろしく。」
「あぁ。それじゃあな」


夜尋、美月が寮へ向かった今、
保健室に居るのは砂尋と琥太朗のみ。

















「で、何でお前らは此処に来た」

「美月が危ないめにあったそうなので、」

「そうか…んで、この後お前らは?」

「職員寮に住まわせて貰います。
理事長、いえ琥春さんには許可は取りました。」




「姉さん…」




「では改めて、宜しくお願いします。」




   ・・
「星月先生」








―\―\―\―\―\―\―\―\
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ