星の輝きと僕等の青春

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学園に戻ってきてから1週間が経った。



私の下駄箱の中には……












手紙が入っていました。




「これ…何?」



真っ白な封筒には星蓮美月と私の名前が書かれていた。










教室でその手紙を見てみる。


“星蓮美月さんへ


初めて見た時から、好きでした。


2年に進級すると同時に

学園から離れてしまったので、

気持ちを伝えることが

出来ませんでしたが、

あなたが戻ってきた今、

気持ちを伝えるしかないと思い

この手紙を書きました。

返事は、今日の7時に屋上庭園で

お願いします。”






「えっ!?ら、ラブレター!?」

後ろから聞こえてきたのは、
弥彦君の声。


「や、弥彦君!?」

「あ、悪ぃ真剣そうな顔で見てたから
何かあったのかな、と思って」


「どうすればいいんだろう…」

「何か嫌な予感がするな、」

「弥彦君も?」

「よし!取り敢えず弓道部の
奴らに相談だ!」


「へ、」











お昼休み…

食堂には

誉、龍之介、梓、月子ちゃん、
隆文君、弥彦君、伸也君
が集まっていました。



「で、何の用だ白鳥。」

「いっや〜美月がラブレター貰っちゃってさぁ」

「なんだ、それくらいなら日常茶飯事だよ?」


「「「「「「えっ?」」」」」」

「美月は1年の時からずっとラブレターを貰ってたよ?」



「おいおいマジかよ、」

「断ってきた方がいいよね?」

「でも、何か嫌な予感がします…」

「あぁ、俺もだ。」

「でも、誰かと一緒に行くのは
相手に対して失礼だし…」

「じゃあ、何かあったら電話してね!」

「誰でもいいからさ!」

「うん、分かった。ありがとう」



そうして約束を交わし、
私達は昼食を食べ始めた。










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