星の輝きが続くように

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「お待たせしたわね」
そう言いながら、フェデリカは2着のドレスを差し出し、試着室へと向かわせた。


「着れたわよ」
ルナの声と共に試着室のドアが開いた。
試着室から出て来たルナは、少し雰囲気が違う。

「ウフフ、少しだけメイクもしてみたのよ似合っているでしょう?」
ルナが身に纏っているのは、フェデリカの現在着ているドレスと形状が少し似ていた。

ワイシャツのような襟が付いており、ノースリーブ。
違う所は、ルナのドレスの方が、丈が数倍短い事とフェデリカのドレスに対しルナのドレスの方が、色が優しく薄いところくらいだろう。


「あぁ、すごく似合ってるわよ!」
「フフ、ありがとう。」
「お嬢様、時間が御座いません、」
「えぇ、そのようね。フェデリカ、このドレス、そのまま着ていくわ。
もう1着はそのまま包んで?」

「分かったわ。」
「フェデリカさん、御代は幾らですか」
「そうね、貴方の5年振りの再会を祝って50%OFFで良いわよ?」

「ありがとうフェデリカ!」
「では、失礼します。」
「ありがとうございました!」
私達2人は、
フェデリカドレスを後にし、レガーロ島中央部へと足を進めた。





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