12/20の日記

23:10
独り言
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12月18日。


どれだけの人が驚いたんだろう


どれだけの人が悲しんだんだろう


どれだけの人が悔やんだんだろう…




あまりにも衝撃だった突然の別れに
残された人たちはどうやって時間を過ごしているんだろう…




私は特別彼のファンではありませんが
K-POPに出会ってこの7年間ずっと
彼の活躍を見ていました。


私の目には輝いてる彼の姿しか映ってませんでした。


だから、彼の笑顔に隠された
心の闇がそんなにも深いなんて知らなかったし


突然のニュースに対しても
第一声は「どうして?」です。

悩み事がない人間はいない。

それはわかっていても
「どうして、そんな手段を選んだの?」
としか思えませんでした。


でも、彼の遺書を読んだり
日を追うごとに出てくる彼のSOSを知ると、本当に胸が痛くて…



他人から見れば

どうして誰も気づかなかったの?

どうして誰も彼を助けてあげられなかったの?



そんな風に思えるかもしれない。

でも、きっと彼の近くにいた人達は
みんな、それを自責して悲しみに暮れているはずです





心の病気って本当に怖いですね。


だって、他人からはその痛みが見えないんですもん。

どれだけ深く傷ついていても
どれだけ我慢していても

舞台の上で輝き続けてきた彼は
他人の私からは幸せな人なんだと思えてしまっていたから…


でも、ふと思い出したんです…

昔、大好きなアイドルが言ってた言葉を…


ドーム公演とか、たくさんの人の声援を受けて
きたのに終わった後、家に帰ってお風呂掃除をしてる自分が変な感じだと…
そこで、あんなに華やかな場所から
急に現実に戻ると孤独を感じると…



でも、こういうことなんだろうな…


私たちにとってもコンサートは1分1秒が
夢のような時間で、このまま時間が止まればいいのに…って思うもん

そして舞台に立つ彼らだって言ってくれますよね?
まだまだやりたい!
帰りたくない!
照明なくてもやりましょう!

なんて、リップサービスでもすごく嬉しいけど


もしかしたら、本当に思ってくれてるのかも…って。


私はライブが終わった後は
その夢のような時間の余韻に浸って
さらに、たくさんの元気をもらって幸せな気分になるけど


もしかしたら、彼らは舞台から降りた後

私たちには想像できないくらいの
孤独を感じてしまっているのかもしれない…



その孤独が少しずつ彼の心に闇を落として
その闇がどんどん底なし沼のように
少しずつ、少しずつ彼自身を飲み込んでしまったんだって…


きっと、そこから脱出できるように
独りですごく頑張ったんだと思う
SOSだってたくさん出していたんだと思う

でも、周りには気づけないくらい
その苦しみを隠し続けていたんだと思う

気づかれても平気なフリをしていたかもしれない

だから私は誰も責められない。


きっと近くにいた人達は真実を知って
自分の無力さに打ちひしがれてるから…


傷ついた人にかける言葉はたくさんあっても
きっと、その傷を癒せる言葉はなくて
時間が過ぎて、その傷が少しでも癒えてくれる事を願うだけです。


彼が遺していった物は
彼が去った後に少しでも傷つかないように…
と、配慮したものばかりだとか…

でもね。どれだけ配慮してくれても
貴方が生きてることが一番だった。

今、辛くて悲しくて悔しくて泣いてる皆は
貴方が生きて、笑って、美味しいもの食べて…
普通の人がそうしてるように
ただそこに居てくれるだけで良かったって…



だから、私は自分が大好きな人を
独りにはしたくない。

疲れたら、お疲れ様って
少し休んでねって

いつも頑張ってるね
ありがとう、って


彼の遺言にあった言葉は
これからの教訓になるはずです。


過ぎてしまった時間は取り戻せないけど
これからを生きていく私たちは
彼の教訓を胸に


お互いを支え合って
暗い闇が近づいてきても飲み込まれないよう
手を繋ぎあって必死に生きなくちゃって…


大好きな人が突然
この世を去るなんて…

自ら消えてしまうなんて…


こんな悲しい気持ちは

これが最後だって信じてるから…




どうか、自分を愛してください。

必ずあなたを愛してくれる人がいるから。

今は暗闇が隠していても

あなたが必要な人はすぐそこにいるから。



どうか、光が射してる方向を向いて
一緒に歩いてください。



謹んで故人のご冥福をお祈りします。





2017.12.20

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